ミシュラン、日本でフォークリフト用ソリッドタイヤの「リグルーブ」を本格推進
― 安全性向上・収益改善・環境負荷低減を実現 ―
「すべてを持続可能に」を企業ビジョンとするミシュランの日本法人である日本ミシュランタイヤ株式会社(本社:群馬県太田市、代表取締役社長:須藤 元、以下ミシュラン)は、フォークリフト向けソリッドタイヤ「Solideal」のリグルーブによる寿命延長を推進します。現在、日本ではタイヤ寿命の約50%を残したまま廃棄されるケースが多いことから、トレーニングやデモを通じて適切なリグルーブの理解促進を強化します。
ミシュランは、「すべてを持続可能に」というビジョンを叶えるため、「人」「利益」「地球」の三方良しを目指しながら、各事業分野でビジネスを展開します。
その重要な取り組みの一つとして、ミシュランは、トラック&バスタイヤ、のリグルーブ/リトレッドを推進しています。同タイヤは最初からリグルーブ/リトレッドを前提に設計されています。
トラックタイヤのリグルーブ
トラックタイヤのリトレッド
【フォークリフトタイヤのリグルーブ】
このたび、改めてフォークリフト用ソリッドタイヤのリグルーブの有益性の理解を深めるため、同タイヤのリグルーブのトレーニングやデモに注力していきます。現在、フォークリフト用タイヤは、その多くが摩耗によりトレッドパターンが消えてしまうと廃棄されています。
環境意識の高い欧州では、リグルーブは一般的に行われている再生技術で、ミシュランはグローバルで環境負荷低減を目指すユーザーへのサービスを強化し、安全性向上、収益性向上など、新たな価値を提供しています。
日本では摩耗で溝が消えると交換されることが多く、本来まだ利用できるタイヤが廃棄されている状況を改善するため、説明活動を強化します。
SOLIDEAL RES550 MAGNUM SERIES新品時
SOLIDEAL RES550 MAGNUM SERIES 左:リグルーブ前、右:リグルーブ後
【リグルーブで得られる主なメリット】
- 安全性向上 溝を再生することでトラクションや排水性が向上
- 収益性向上 タイヤの再利用により新品交換の頻度が減り、コスト削減につながる
- 環境負荷の低減 廃棄タイヤ排出周期が延長され、廃棄タイヤ本数削減による環境への負荷を軽減
リグルーブは、環境インパクト低減のための、ミシュランの5つの優先順位に入る重要な取り組みの一つです。
環境インパクト低減のために、ミシュランが注力する5つの柱
【リグルーブ実施のポイント】
- 新品時の溝が消えてもタイヤ寿命は約50%残存
- 外観に異常がない場合、訓練を受けた作業者が専用工具でリグルーブ可能
- 推奨する1回の溝深さは最大15㎜
- 60J(SAFETY LINE)より上にゴムが残っている場合は、複数回のリグルーブも可能
タイヤ断面図
SOLIDEAL RES550 MAGNUM SERIESのリグルーブ。
60J(SAFETY LINE)
タイヤの左右に、タイヤ幅の2/5の長さの溝を掘る
今後は、ご要望に応じてミシュラン社員がリグルーブのトレーニングやデモを行い、トレーニングを受けた作業員が自ら実施いただける体制を構築する予定です。
リグルーブしたSOLIDEAL MAGNUM NM装着車両