日本ミシュランタイヤのCSR活動をご紹介
~「群馬から世界へ」地域と共に活動する機会の拡大~
「すべてを持続可能に」を企業ビジョンとするミシュランの日本法人である日本ミシュランタイヤ株式会社(本社:群馬県太田市、代表取締役社長:須藤 元)は、12月19日、ハローワーク太田から、障がい者雇用の促進、雇用安定に向け積極的な採用活動等を実施しているとの推薦を受け、障がい者雇用に理解と実績のある事業所として表彰されました。
穂積昌信 太田市長から表彰を受ける、須藤元 代表取締役社長
【ダイバーシティーとインクルージョン】
日本ミシュランタイヤ株式会社は2023年8月に、太田市に本社を移転しました。多くの従業員が太田に所属するようになり、業務が活性化しました。ビジネス環境は絶えず変化し、コロナ禍を経て働き方も様変わりしています。こうした中、もっと障がいを持つ方々を仲間として受け入れられるのではないか、という課題意識を持つ社員を中心に部署横断的な委員会を立ち上げました。そして全社から200を超える仕事のアイデアが寄せられ、それらを集約しながら求人を行い、2025年は2名を採用し、現在は合計9名が在籍しています。
仕事は書類の電子化、請求書の発行、基幹システム内のデータ整備、売掛金管理、社内便や郵便の取り扱い、販売促進用のグッズの発送など多岐にわたります。今年採用された新入社員は、「働きやすく、常に相談にのってもらえます。新しい業務にチャレンジする時もゆっくり説明してもらえ、自分のペースでやらせてもらえる」とコメントしています。
車いすがアクセスできる社屋やユニバーサルデザインのフロア、トイレの整備を進め、誰もが働きやすい環境を整えています。今後は、障がいを持つ人がスキルを身に付けたりキャリアアップするなど、ミシュランで働くことで花開き、社員全員がそのことに触発される雇用の質を追求します。
【オフィス家具を太田市に寄贈】
オフィス家具目録を穂積昌信 太田市長に手渡す
野村昌由 経営企画部戦略マネージャー
11月6日、太田市にオフィス家具や文房具を寄贈しました。本社を移転した際、敷地内には社屋が点在しており、部署を横断した会議には、建物を移動して集合する必要がありました。コラボレーションを創出し、閃きを起こすための環境、レジリエンスに強い企業体質をさらに進化させるため、2025年10月に、ほぼ1つの建物にオフィスを集めるレイアウトに変更しました。その際に不要となったオフィス家具は廃棄ゼロを目指し、寄贈先を探しました。太田移転の際に多大なサポートをいただいた太田市の職員の方々に、「少しでも快適なオフィス環境で働いてもらいたい」、「児童施設などで、困っている子供たちに使ってもらえたら」と、キャビネットなど73点のオフィス家具や文房具を寄贈しました。
【近隣企業とCSR活動でのコラボレーション増加】
2025年11月23日、太田市を拠点とするカーメーカーSUBARUでのイベント「スバ学祭」に参加しました。移転後初めて「スバ学祭」の招待を受け、日本ミシュランタイヤの社員13 名が参加し、来場者のタイヤ点検を実施しました。家族連れや車好きの来場者50台以上のタイヤの空気圧点検、残溝の測定、タイヤに関するアドバイスを実施しました。SUBARUは、過去3年間にわたりミシュラン社の社内イベントへ継続的に参加し、eモータースポーツや、製品製造過程で発生する端材レザーを用いた小物製作ワークショップ等を通じて、両社間の交流と連携を深めてきました。 今後も近隣企業と共に、CSR活動でも地域活性化を目指します。
【CSR活動のあゆみ】
現在も定期的に継続しているCSR活動:
2011年
被災者に車両を無償で貸し出す日本カーシェアリング協会にタイヤの提供を開始
2014年
向井千秋記念子ども科学館の科学倶楽部で中学生にゴムの特性を教える
2017年
太田町の先生見本市参加。科学実験、ゴムの特性、環境への取り組みを紹介
桐生アースデー。環境をテーマにしたブース出展
道の駅でのタイヤチェック実施
太田市金山清掃参加
2019年
SSP(Side Stand Project)創設される。誰かの支えがあればオートバイも運転できる活動に創設当初からサポート
太田市と共に道の駅でEV車両試乗を実施
2021年
社員食堂のフードロスを削減し、児童施設にお米の寄付を開始
日本カーシェアリング協会と「モビリティ・レジリエンス・アライアンス」を締結
2022年
子供たちへの学習支援開始、夏休みに赤城登山やバーベキューを実施
2022年
GAM(群馬積層造形プラットフォーム)企業と共に近隣の小学5,6年生へデジタルモノづくり教室開催
2024年
ミシュランアジアパシフィック地域で「モーションチャレンジ」を開始。各国が目標歩数達成で子供支援への寄付を実施
Corporate Social Responsibility(CSR活動)は、企業の社会的責任です。ミシュランは利益を追求するだけでなく、社会へ与える影響に責任をもち、投資家、顧客、取引先、従業員、社会全体の要求に適切な意思決定を行います。
さらに、自社が持つ強み(経営資源や専門性など)を活かし、社会的な課題を解決することで、当社の持続的な成長へとつなげていく、Creating Shared Value(以下CSV)という視点に立ち、事業展開をしています。当社のCSR活動は、持続可能な社会を実現するための取り組みとして、私たちのDreamの実現のために今後も継続して取り組んでいきます。