ホテルの卓越性を示す「ミシュランキー」発表
日本の「ミシュランキー」2025の宿泊施設は128軒に!
~3ミシュランキー7軒、2ミシュランキー20軒、1ミシュランキー101軒~
「すべてを持続可能に」を企業ビジョンとするミシュランの日本法人である日本ミシュランタイヤ(本社:群馬県太田市、代表取締役社長:須藤 元)は、10月8日(水)23:30(現地時間)に、パリの装飾美術館で発表されたグローバルのミシュランキーホテル発表で、日本の旅館・ホテルのミシュランキー掲載施設も発表しました。2025年の日本国内のミシュランキーホテルは全128軒で、20軒の新規ミシュランキーと3軒の評価を上げた施設が誕生しました。新たな評価のグローバルホテルセレクションはミシュランガイドレストランセレクションと共に、ミシュランガイド公式ウェブサイトおよびアプリで無料公開しています。
- ミシュランキーのホテルは昨年より20軒増え、128軒になりました。新規掲載20軒、評価を上げた宿泊施設は3軒でした。
- 最上級の滞在を提供する3ミシュランキーには、静岡県伊豆市の「あさば」が、昨年の2キーから評価を上げました。これにより3ミシュランキーの宿泊施設は7軒でした。
- 素晴らしい滞在を提供する2ミシュランキーに、新規掲載が2軒、沖縄県宮古島の「ローズウッド宮古島」、佐賀県武雄市の「御宿 竹林亭」が選定されました。また、1キーから評価を上げた施設が2軒、鹿児島県霧島市の「雅叙苑」、長野県御代田町の「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」で、2ミシュランキーは20軒でした。
- 特別な滞在を提供する1ミシュランキーには18軒の新規掲載施設がありました。13の都道府県から、雄大な景色の温泉旅館、モータースポーツのサーキット敷地内のホテル、静かな風景と伝統的な日本文化を楽しめるホテルや地域の特産品と世界的デザイナーの家具を融合した古民家を改築した旅館など、個性豊かな宿泊施設が選定されました。
ミシュランは、2024年4月から世界の主要な旅行先15カ国のミシュランキーを順次発表してきました。ミシュランガイドのホテルセレクションはデジタル化を推進し、より包括的なサービスを目指し、ユーザーに必要なおすすめの情報を提供します。世界125カ国以上から、約7000軒のホテルをミシュランガイドのセレクションチームによる、匿名の滞在や訪問に基づいたミシュランキーという新たなベンチマークを提供します。ユニークなホスピタリティ、個性的な施設、温かいおもてなし、高いレベルの多様なサービスで際立っている宿泊施設へ、ユーザーの皆様を導くことを目指しています。
【国内128軒の宿泊施設が1キー、2キー、3キーに】
日本では2回目となるミシュランキーの発表は、ミシュランガイドホテルセレクション掲載ホテル、国内約340軒(10月1日現在)のうち、3ミシュランキー7軒、2ミシュランキー20軒、1ミシュランキー101軒の、トータル128軒のミシュランキーホテルが誕生しました。レストランを星の数で評価するミシュランガイドは東京・京都・大阪・奈良に限定した地域となりますが、ミシュランキーは日本全国から厳選してご紹介しており、今回32都道府県のおすすめの宿泊施設が掲載されました。日本の伝統を現代に繋ぐ歴史ある旅館から、ファッショナブルな都会のブティックホテル、自然の中でリラックスできる隠れ家、世界的に有名なラグジュアリーホテルまで、幅広い宿泊施設が揃っています。
【3ミシュランキーに7軒、最上級の滞在を体験できる宿泊施設】
3ミシュランキーは快適さとサービス、スタイルとエレガンスの全てを高いレベルで提供しています。世界で最も注目に値する最上級のホテルであり、一生に一度の特別な旅の目的地となります。真に素晴らしいホスピタリティのすべての要素がここにあり、その滞在は長く記憶に残ります。
2024年の3ミシュランキー6軒、「強羅花壇」(神奈川県箱根町)、「ホテル ザ ミツイ キョウト」(京都府京都市)、「アマネム」(三重県志摩市)、「パレスホテル東京」、「フォーシーズンズホテル東京大手町」(東京都千代田区)、「ブルガリ ホテル 東京」(東京都中央区)に加え、2025年に新たに3ミシュランキーとなったのは、「あさば」(静岡県伊豆市)です。一流旅館にふさわしい静寂な雰囲気と素晴らしい自然環境を備え、綿々と続いてきた530年もの歴史を誇ります。旅館の概念を最も信頼性の高い基準で測るとき、あさばは、まさに旅館の原型といえる宿です。竹林に囲まれた静かな池に面した旅館の佇まいは一幅の絵のような美しさ。 館内は日本建築の意匠が施されています。客室はすべて畳敷きで、家具調度は最小限のもの。すべての部屋が森ではなく中庭に面し、旅館の中心にある池の中央には能舞台が浮かび、そこで伝統芸能が定期的に上演されます。あさばの料理は日本伝統の会席。お風呂も伝統に忠実で、典型的な大浴場と、客室の専用風呂、そして中央の池から続く、岩に囲まれた野天風呂も愉しめます。
【2ミシュランキーに20軒、素晴らしい滞在を提供する宿泊施設】
2ミシュランキーの旅館・ホテルは思い出に残る体験ができ、あらゆる点においてユニークで特別です。個性的かつ魅力的であり、誇りを持ち細心の配慮を心がけ運営しています。人々の目を引くデザインや建築、その土地の持つ魅力が特別な場所や空間を演出している旅館・ホテルです。
2025年は4軒が新たな2ミシュランキーの評価となりました。
新規掲載の2軒のうち、「ローズウッド宮古島」(沖縄県宮古島市)はプライベートプール、琉球石風呂、柔らかな色調のテキスタイル、淡い木材、控えめなブロンズ調のタッチが特徴のインテリアなど、広大でありながら細部まで行き届いています。琉球列島の歴史にインスパイアされたこのリゾートは、海の空気、ゆっくりとした儀式、静寂がデザインの一部となっている場所で、さまざまな意味で本土から遠く離れているように感じられます。新規掲載のもう1軒、「御宿 竹林亭」(佐賀県武雄市)は御船山のふもとに位置し、鬱蒼とした森と広大な御船山楽園に囲まれています。広大な敷地に広がるスイートルーム、竹林や花の咲く木々、または山を一望する景色に面した客室など、雰囲気は深く静かです。インテリアは伝統的で、外の季節の移り変わりによって形作られ、風景と深く結びついています。長く滞在すると、その場所のリズムが自分のもののように感じられます。1ミシュランキーから評価を上げた2軒のうち、「雅叙苑」(鹿児島県霧島市)は鹿児島県の天降川(あもりがわ)のほとりにある森林に覆われた山々を背に、みやびな伝統を備え、独特の静寂に包まれた雅叙苑(Gajoen)が佇んでいます。茅葺屋根は森の梢に姿を隠し、川のせせらぎが岩をくり抜いた温泉の湯船に響き渡ります。客室は、日本で初めてウッドテラスまたは半屋外に専用の露天風呂を備えたことで知られます。全10室のスイートルームですから、静かに滞在できることは間違いありません。のどかな環境には雅叙苑で提供される農産物の大部分が栽培されている直営農場があり、地元産の肉や魚介類とともに味わうことができます。評価を上げたもう1軒、「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」(長野県御代田町)は奥秩父の山岳リゾートとして、まさに手頃なスポット。このホテルは本質的にはリゾートでありながら、混雑を避け、最高水準のサービスを維持するために客室数が適切に抑えられています。床から天井まで一面に広がる眺めと温泉風呂を備えた広々とした客室もこの配慮の賜物でしょう。いくつもあるラウンジではハイファイレコードを聴いたり、アートブックを片手に午後のひとときを過したり、山腹の贅沢な空間で季節の移り変わりを静かに眺めたりと、思いのままに過ごすことができます。
【1ミシュランキーに101軒、特別な滞在を提供する宿泊施設】
1ミシュランキーは、独自の個性と魅力を持った目的地です。型にはまらず、他にはない体験を提供しています。サービスは常に一歩先を行き、同じ価格帯の宿泊施設より、はるかに多くのことを提案しています。2025年に新たに1ミシュランキーの評価となったのは18軒でした。「フォーシーズンズホテル大阪」や「パティーナ大阪」(大阪府大阪市)のように、高層ビルの外観からは想像しがたい、日本らしさを備えた外資系ホテル。東京都立川市にオープンした「オーベルジュ ときと」(東京都立川市)はミニマルな内装で食事やスパにもこだわったオーベルジュ。雲仙天草国立公園内に佇む「TAYUTA」(熊本県上天草市)はユニークな自然環境のパノラマ、独特の地域文化を堪能できる壮観でミニマルなブティックホテル。富士山とサーキットの眺め、モータースポーツミュージアムや温泉も楽しめる「富士スピードウェイホテル」(静岡県小山町)、能登島の壮大な自然の美しさと穏やかな生活様式を楽しめる「一 能登島」(石川県七尾市)など、個性豊かな宿泊施設が選定されました。
【新設された4つのアワード】
2025年に新設された4つのアワード、アーキテクチャー&デザイン、ウェルネス、ローカルゲートウェイ、オープニング・オブ・ザ・イヤーアワードの受賞ホテルが発表されました。
印象的な建築とインテリアデザインで滞在を豊かなものにする宿泊施設に授与される「ミシュランアーキテクチャー&デザインアワード」には、日本から、2ミシュランキーの「ベネッセハウス」(香川県直島町)がノミネート5軒に選出されていましたが、UAE・ドバイの「Atlantis The Royal」がアワード受賞となりました。
ベネッセハウスは日本で唯一アワードにノミネートされたホテル。1992年、世界的に著名な建築家・安藤忠雄による革新的な設計が、瀬戸内海の直島に美術館と客室を融合した世界初のミュージアム・ホテルを誕生させ、コンクリートのミニマリズムを基調とし、海沿いの地形と一体化した「ミュージアム棟」、水盤と日差しあふれる回廊が特徴の「オーバル棟」、内外の境を曖昧にする木造の「パーク棟」、海面と目線を合わせて浮遊感を生む「ビーチ棟」など、4つの異なる建築とゲストルームから構成されています。65室の客室はいずれも広々としており、控えめな家具と床から天井までの大きな窓からは、瀬戸内海や四国山地、庭園の景色が一望できる点が評価され、今回のノミネートになりました。
ミシュランガイドホテルセレクション2025は、ミシュランガイド公式ウェブサイトとアプリにて無料でご覧いただくことができます。これらのデジタルプラットフォームでは、全てのおすすめホテルを最適な価格で直接予約可能です。ミシュランガイドで、旅先や、旅行の準備をするユーザーをサポートするために、ミシュランの正社員であるトラベルエキスパートによるコンシェルジュサービスも提供しています。
■ミシュランキー発表資料はこちらから
https://kyodo-pr.box.com/v/michelin-key-2025
■ミシュランキー2025発表セレモニー公式写真は順次こちらにアップします
https://contentcenter.michelin.com/dam/wedia/portals/ureuqxzdmkxcupynnwi7qbkxfr/
■ミシュランガイドホテルセレクションはレストランと同じく、ミシュランガイド公式ウェブサイト、公式アプリで
- 公式ウェブサイトURL : https://guide.michelin.com/jp/ja
- ミシュランガイド公式アプリ
iOS, Androidともに二次元バーコードからダウンロード可能
- 世界のミシュランガイド(レストラン・ホテル)が一つに
- レストランの先行公開により、最新のセレクションが入手可能
- 周辺検索、旅先の検索にも
- お気に入りやリストを共有可能
- ミシュランガイド公式ウェブサイト
- https://guide.michelin.com/jp/jaの内容をカバー
- ダウンロード無料
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